初めて読んだのは、それこそアニメ化直前で、王道ファンタジーか?とか、軽い気持ちだったですが、一気に裏切られました。
人の狡猾さ、残虐さ、醜さ、葛藤といったものから、逞しさ、優しさ、希望とか、そういう生きているとぐちゃぐちゃにミックスされているものがそのまま描かれていて、何度も何度も、読み返しています。
子供向けファンタジーではないというか。
Ever After で終わらないというか。
確かにそこに人が息づいているというような存在感というか、そんな気配がします。
アニメの方も見てまして、ところどころ別物になっていましたが、陽子の初勅が聞けたので良し。
あそこは本で読んでいても震えるくらいにかっこよかったので、大好きです。
何となく気持ちが沈んでいる時に読むと、何としてでも這い上がる という気にさせてくれる物語です。
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